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東竹屋町の家

House in Higashitakeya-cho

個人住宅

コンパクトで自然の機微を感じられる住まいへ  -京町家の知恵を活かす-

リタイアを迎えようとするご夫婦が、いわゆる「うなぎの寝床」と言われる京都市都市部のご実家を住み直すための改修である。敷地いっぱいまで繰り返された過去の増改築を整理して大幅な減築を行い、お二人の生活に過不足ない広さを求めた結果、延床17坪というコンパクトなものとなった。京町家の知恵を取り入れることで、都市部の密集住宅地でありながら自然の機微を感じられる住宅を目指した。その主な要素は以下の5つである。

坪庭 | 採光性、通気性を高め、住まいの延長として自然を取り込むことができる「坪庭」

露地 | 人通りの多い道路と玄関との間で心を整える場となる「露地」空間

障子 | 明るさ、開放性、温熱環境の調整装置となる「障子」

格子 | 外部に私事が漏れるのを抑えながら、内部には陽の移ろいをより鮮明に伝える縦の「格子」

左官 | 室内で反射する光を、繊細にそして最大限にその表情に映し出す「左官」仕上げ

体の大きさにきちんとと合った機能的な服に袖を通すようにお二人がこの住まいを気持ち良く住まわれること、そのことを常に想いながら設計を行った。

建築場所:京都府京都市

用  途:個人住宅

工事種別:改修工事

構  造:木造2階建て

施  工:コンフォートライフ 児玉泰基

造  園:庭友 佐野友厚

撮  影:大庭徹建築計画