大庭徹建築計画
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TORU OBA ARCHITECTS
| 登録
一級建築士事務所 兵庫県知事登録第01A05521号
| 管理建築士
大庭 徹
| 業務内容
建築物(新築、改築)の設計・監理、企画・コンサルティング、耐震診断・補強設計、その他の建築物に係る一切の業務。
| 業務エリア
国内全域から海外まで
| TEL
0797-97-1460
info◎oba-archi.com(「◎」を「@」に置き換えてください )
| 所在地
兵庫県芦屋市春日町8-4プランタン芦屋ビル202号
大庭 徹 | TORU OBA
一級建築士
京都美術工芸大学 非常勤講師
1981年 神奈川県生まれ
2004年 京都大学工学部建築学科 卒業
2013年 大庭徹建築計画 設立
2019年 京都美術工芸大学 非常勤講師
2024年 第16回大阪府建築士会 建築人新人賞 受賞
不安や矛盾を乗り越えるプロセス
|本当に望んでいること|
建主の方の要望に沿って設計者が設計を行うというのはプロとしては当たり前のことかもしれません。しかし、建主の方が気掛かりにされている本当に大切なことは、自身の要望そのものが本当に自分に合ったものであるのかという不安や、自分でも気付いてしまっている要望の矛盾というような要望そのもののもっと深いところにあるのではないかと思います。要望される言葉そのままをかたちにするだけではなく、そのような深いところに眼差しを向けることを設計のプロセスでは心掛けています。
|よく聞き、よく伝える「 対話 」|
建主の当事務所では、設計のプロセスで行う建主の方との「対話」を大切にしています。設計図というツールを用いながら「対話」の中で要望の本質をひも解き、そこにある矛盾を乗り越えていくことで、そのプロジェクトにしかない本当に良いものができると考えています。
建築を永く使うということ
|建築が人と繋がる|
例えば100年以上にわたって使われ続けてきた建築があったとしたら、どんな形をした建築であってもそれは魅力的な建築なのではないかと考えます。なぜなら、永い年月の中でその建築と使っている人との間には愛情や愛着のような深い繋がりが生まれ、そのような関係の蓄積が建築を育てるからです。場合によっては建築がそこにいる人のアイデンティティのような存在になっていることもあります。もし建築がそういう存在でなかった場合には、どこかのタイミングで取り壊されるか廃墟となってしまっているはずです。
|デザインが引き出す愛情|
建築やモノは永く使われるほどに、その時間の分だけ、人のこころと深く繋がっていきます。人は、こころと深く繋がる建築や街、モノに囲まれて生きることで、本当の意味での「豊か」になれるのだと思います。とはいえ、すべての建築やモノがそのように愛され永く使われるわけではありません。人が、建築やモノ、場所に対して愛情や愛着を抱くのに必要となる“触媒”のようなものこそが良いデザインの役割であると考え、設計をしています。
スクラップアンドビルドの時代が終わり、成熟社会に入っていくこれからの日本ではそのようなデザインや建築が必要とされていると考えています。