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上鱗形町の町家

Machiya house in Kamiurokogata-cho

防災まちづくり | 空き家活用

次の世代に向けて整理し、統合する

当事務所が携わる、京都市内の空き家活用を通じたまちづくり活動の実例の一つで、築80年を超す町家の改修である。京都市内では現在も古い木造住宅が密集する地域が多く見られ、その内部に張り巡らされた「路地」の親しみやすい景観と安全性の両立が課題となっている。

この町家もまたそのような路地に面しており、路地の安全性を損ないたくないという家主の方の要望から計画はスタートした。建物が老朽化して路地に向かって崩れかかっていたのだ。

計画では、1. 今まで継ぎ接ぎ状に増改築されていた状況を整理すること、2. 小ぶりな住空間をなるべく狭く感じさせないこと、3. 町家として本来持っている魅力をもとに建物全体を統合すること、の3点に注力した。

以前は空き家(借家)だったが、耐震化を行い、現代の生活に合うように改修されたことで再び人が住むようになれば、安全性と居住性の両面において路地周辺の環境改善に貢献できたのではないかと考えている。

建築場所:京都府京都市

用  途:個人住宅

工事種別:改修工事

構  造:木造平屋

施  工:コンフォートライフ

造  園:庭友 佐野 友厚

撮  影:大庭徹建築計画